リファレンスCLI コマンド

レビュー

レビューコマンドの書き方、各オプションに指定できる値とデフォルト値、使える組み合わせ、レビュー記録をクリアして再投入するときのルール。

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cdg task review はタスクを、cdg dag review はワークフロー全体をレビューします。どちらも、承認、キャンセル、見送りのいずれかの結論を出します。タスクでは、結論を出さずに修正を続けることもできます。それぞれのアクションがどんな判断に向いているか、レビューの前に結果をどう確認するかは、タスクとワークフローをレビューするを参照してください。

アクションと構文

レビューコマンドのアクションは、3 種類に分かれます。accept、cancel、defer は最終アクションで、結論を出し、タスクまたはワークフローは reviewed になります。revise、request-changes、rework は継続アクションで、タスクにだけ使えます。結論は出さず、タスクの修正を続けます。clear は、すでにあるレビュー記録をクリアします。最終アクションと継続アクションの違いは、レビューアクションを参照してください。

アクションタスクレベルワークフローレベル結果
accept(承認)cdg task review acceptcdg dag review accept最終アクション。accepted と記録されます
cancel(キャンセル)cdg task review cancelcdg dag review cancel最終アクション。cancelled と記録されます
defer(見送り)cdg task review defercdg dag review defer最終アクション。deferred と記録されます
revise(自分で修正)cdg task review reviseなし継続アクション。タスクは done で止まり、ユーザーが自分で修正します
request-changes(修正依頼)cdg task review request-changesなし継続アクション。元のセッションが、今の結果をもとに修正を続けます
rework(やり直し)cdg task review reworkなし継続アクション。新しいセッションが、クリーンベースラインからやり直します
clear(クリア)cdg task review clearcdg dag review clearレビュー記録をクリアします。レビュー記録のクリアと再投入を参照してください
Terminal
cdg task review <アクション> <タスク> [-w <ワークフロー>] [オプション]
cdg dag review <アクション> [<ワークフロー>...] [オプション]
cdg task review clear <タスク> -w <ワークフロー>
cdg dag review clear <ワークフロー>...

タスクレベルの 6 つのアクションは、どれも review を省略できます。たとえば cdg task request-changes 2 -w feature です。ワークフローレベルの 3 つのアクションも、同じように省略形で書けます。たとえば cdg dag accept feature です。2 つの clear には、省略形がありません。

レビューアクションは、投入済みでまだキューにあるワークフローに作用します。タスクレベルのアクションは、そのうちの 1 つのワークフローのタスクを処理します。ワークフローは -w で指定し、省略した場合はキューの先頭のワークフローになります。ワークフローレベルのアクションは、キューの先頭で実行中のワークフローも、後ろに並んでいてまだ開始されていないワークフローも処理できます。まだ投入されていないワークフローに accept、cancel、defer を実行した場合も、コマンドは成功し、結果を記録します。ただし、そのあと cdg dag submit はこのワークフローの投入を拒否するため、先にこれらのレビュー記録をクリアする必要があります。レビュー記録のクリアと再投入を参照してください。

引数とオプション

レビューコマンドの引数は、2 つの部分に分かれます。タスクとワークフローでレビューの対象を指定し、オプションで、コードをどう扱うか、下流をどう扱うか、まだ実行中の対象を先に止めるかどうかを決めます。

引数またはオプション対象のアクション書き方とデフォルト値
<タスク>タスクレベルの各アクションと clear必須で、デフォルト値はありません。1 つまたは複数のタスク ID をスペースで区切って書くか、タスクセレクターでタスクのまとまりを選びます
-w <ワークフロー>タスクレベルの各アクションと clearタスクが属するワークフロー。--workflow-file、--dag とも書けます。省略した場合は、キューの先頭のワークフローになります。cdg task review clear では、必ず明記します
[<ワークフロー>...]ワークフローレベルの各アクションと clear1 つまたは複数のワークフロー。スペースで区切って書きます。省略した場合は、キューの先頭のワークフローになります。cdg dag review clear では、必ず明記します
--code <方法>clear を除くすべてのアクションcommit、snapshot、none、discard。--code を参照してください
--downstream <方法>accept、cancel、deferproceed、hold、cascade。--downstream を参照してください
-m、--message <テキスト>clear を除くすべてのアクションレビューメモ、またはタスクエージェントに渡す依頼。-m / --message を参照してください
-k、--kill と -p、--pauseclear を除くすべてのアクション対象がまだ実行中の場合に、先に止めます。-k と -p を参照してください
-y、--yescdg task review clear を除くすべてのアクション選んだ対象の中にスキップされるものがある場合や、accept で選んだ中にまだ開始されていないタスクがある場合に、尋ねることなく、そのまま処理を続けます。--downstream、-k、-p の代わりにはなりません

タスクとワークフローの一般的な書き方は、1 つまたは複数のタスクを指定する、タスクセレクター、ワークフローを指定するを参照してください。レビューコマンドのセレクターには、制御コマンドと異なる点が 1 つあります。--only を除き、各セレクターに指定できるタスク ID は 1 つだけです。一方、pause や kill などの制御コマンドのセレクターには、複数指定できます。--upto 2 3 と書くと、余分な 3 は直接書いたタスク ID として扱われ、タスク ID とセレクターを同時に使ったことになるため、コマンドはエラーになります。

--code

--code は、タスクが残した変更をレビューのときにどう扱うかを決めます。使えるのは分離ブランチモードだけで、共有ワークスペースモードでこのオプションを書くとエラーになります。ここでいう変更とは、タスクの開始後に生じたすべての変更のことで、ワークスペースにあるまだコミットされていないファイルも、タスクエージェントが自分で行ったコミットも含みます。巻き戻す場合、タスクブランチはタスク開始前のクリーンベースラインに戻り、上流タスクからマージされた結果はそのまま残ります。その意味は、結果に納得できないときの備えを参照してください。

値タスクの変更の扱い向いている場面
commit(コミット)未コミットの変更をタスクブランチにコミットします。accept と一緒に使うと、結果が下流に渡されます。cancel、defer と一緒に使うと、変更はタスクブランチに残り、下流には渡されず、統合ブランチにも入りません結果を承認する場合。または、結果は採用しないものの、変更をそのままタスクブランチに残しておきたい場合
snapshot(スナップショット)まず変更をスナップショットブランチに保存し、それからタスクブランチをクリーンベースラインに巻き戻します結果を採用しない、または白紙に戻してやり直すものの、あとで見比べたり、一部を取り出したりする可能性がある場合
none(そのまま)ファイルには一切手を付けず、ワークスペースはそのまま残ります自分で修正を続ける場合。または、未コミットの状態のまま、エージェントに修正を続けさせる場合
discard(破棄)タスクブランチをそのままクリーンベースラインに巻き戻します。スナップショットは残らず、変更はもう取り出せませんこの変更が不要だとわかっている場合

タスクが変更を残していない場合は、どの値を指定しても処理する内容がなく、スナップショットブランチも作られません。スナップショットブランチに何が入っているか、どう見つけて必要な部分を取り出すかは、スナップショットから一部の変更を取り出すを参照してください。アクションごとのデフォルト値と指定できる値は、タスクレベルとワークフローレベルの組み合わせ表を参照してください。

ワークフローレベルのレビューでも、--code を使えます。指定できる値は commit、snapshot、discard で、none はありません。まず、ワークフローの中で実行はされたものの、まだ結論が出ていないタスクを、上の表に従って 1 つずつ処理し、そのあと統合ブランチを処理します。accept では、統合ブランチにマージ済みの結果がそのまま残ります。cancel と defer では、統合ブランチが今回のワークフローのベースに戻ります。このうち snapshot では、先に結果一式がワークフローのスナップショットブランチに保存されます。commit と discard では、結果一式が別に保存されることはありません。まだ実行が始まっていないワークフローには統合ブランチがないため、処理するコードもありません。

--downstream

--downstream は、最終的な結論を出したあと、このタスクに依存する下流のタスク、またはキューでこのワークフローの後ろに並んだワークフローをどう続けるかを決めます。値を選べるのは、cancel と defer だけです。accept は proceed に固定されていて、ほかの値を書くとエラーになります。3 つの継続アクションは、このオプションを受け付けません。

値タスクレベル:このタスクに依存するタスクワークフローレベル:キューでこのワークフローの後ろに並んだワークフロー
proceed(続行)このタスクが存在しなかったかのように、通常どおり実行されます。依存先がこのタスクの上流に直接付け替えられ、受け取るのはその上流の結果で、このタスク自身の変更は含まれません通常どおり開始されます
hold(保留)このタスクに直接依存していて、まだ開始されていないタスクが on-hold で止まります。理由は downstream-hold です。さらに下流のタスクも、それに伴って待つことになります。cdg task recover で保留を解除しますまだ待っているすべてのワークフローが on-hold で止まります。理由は downstream-hold です。cdg dag recover <ワークフロー> で保留を解除します
cascade(カスケード)このタスクに直接または間接的に依存していて、まだ開始されていないタスクのすべてに、同じ結論(cancelled または deferred)が付き、実行されなくなります後ろのワークフローのすべてに同じ結論が付き、実行されなくなります

このオプションを書かない場合、defer のデフォルトは cascade です。cancel にはデフォルト値がなく、下流がある場合はコマンドがターミナルで選択を求め、下流がない場合は proceed として処理します。スクリプトやエージェントのシェルツールのような、対話型ターミナルのない環境では、この質問に答えられません。コマンドはエラーを出して終了コード 1 で終了し、何も変更しません。あわせて、--downstream を明記してやり直すよう案内します。保留になった下流が、保留の解除後にどう続行されるかは、下流が保留になったを参照してください。

-m / --message

-m はテキストを添えるオプションで、その用途はアクションによって異なります。最終アクションと revise ではレビューメモとして扱われ、request-changes と rework ではタスクエージェントに渡されます。

アクション-m の用途省略した場合
accept、cancel、defer(タスクレベルとワークフローレベル)レビューメモ。レビューで未コミットの変更をコミットする場合(--code が commit または snapshot)は、これがそのコミットのコミットメッセージになりますコミットメッセージはタスクのタイトルになります
reviseレビューメモ。あとで同じタスクに rework を実行すると、ほかのフィードバックと一緒に新しいセッションに渡されますメモは残りません
request-changesそのまま元のセッションに渡され、修正を続けるための依頼になります組み込みの依頼文が送られます。エージェントに元のタスクを読み直させ、まだ満たしていない点を自分で見つけて修正を続けさせるものです
rework元のプロンプトと、このタスクのこれまでの各回のフィードバックと一緒に、新しいセッションに渡されますこの場合も、新しいセッションは元のプロンプトとこれまでのフィードバックを受け取ります

継続アクションでも、コミットが作られることがあります。たとえば request-changes は、デフォルトで、先に現在の変更をコミットします。こうしたコミットのメッセージは CodeDAG review <アクション> task <タスク ID> に固定されていて、-m の内容は使われません。修正依頼の内容をわかりやすく書く方法は、今の結果をもとに修正を続けさせるを参照してください。

-k / --kill と -p / --pause

レビューの対象がまだ実行中の場合は、-k または -p で先に止めてから、レビューアクションを実行します。この 2 つのオプションは、タスクレベルの 6 つのアクションとワークフローレベルの 3 つのアクションで使え、一度に書けるのはどちらか一方だけです。対象が実行中でない場合は、何の効果もありません。ワークフローレベルのコマンドに付けた場合は、ワークフロー内の実行中のタスクすべてが対象になります。

  • -k、--kill:すぐに強制停止します。効果は cdg task kill または cdg dag kill と同じです。タスクエージェントの手元の作業は中断され、セッションは残ります。残った変更は途中までしか終わっていない可能性があるので、承認またはコミットする前に確認してください。
  • -p、--pause:先に一時停止し、タスクエージェントが手元の作業を終えて止まるのを待ってから、レビューを実行します。効果は cdg task pause または cdg dag pause と同じです。コマンドが待つのは、最大 60 秒です。それまでにエージェントが止まらなかった場合、コマンドはエラーで終了し、レビューは実行されません。タスクはドレイン中(draining)のままなので、止まってからもう一度レビューを実行してください。そのときは、-p を付ける必要はありません。

この 2 つのオプションを付けない場合、対象が実行中(working または draining)であれば、accept、defer、3 つの継続アクションは、どれもそのままエラーになり、何も変更しません。cancel は、先に強制停止するか、先に一時停止するか、今回のレビューをやめるかを、ターミナルで選ぶよう求めます。対話型ターミナルがない場合は、エラーを出して終了コード 1 で終了し、-k または -p を明記するよう案内します。人が選択しなくてもキャンセルを完了できるようにするには、止め方と下流の扱いをあわせて明記します。

Terminal
# 先にタスク 3 を強制停止してからキャンセルする。タスク 3 に依存する下流は通常どおり実行される
cdg task review cancel 3 -w feature -k --downstream proceed
# 先にワークフロー全体を強制停止してからキャンセルする。キューの後ろのワークフローは通常どおり開始される
cdg dag review cancel feature -k --downstream proceed

実行中のタスクに継続アクションを使うときの書き方は、実行中のタスクに request-changes を実行するを参照してください。

アクションとオプションの組み合わせ

タスクレベル

分離ブランチモードでは、タスクレベルの 6 つのアクションごとに、--code と --downstream のデフォルト値と指定できる値が決まっています。継続アクションでは、さらに、タスクがすでに止まっている必要があります。-m は、6 つのアクションのどれでも省略できます。用途は -m / --message を参照してください。共有ワークスペースモードでの違いは、共有ワークスペースモードを参照してください。

アクション--code のデフォルト--code に指定できる値--downstream のデフォルト--downstream に指定できる値タスクに必要な状態
acceptcommitcommit だけproceedproceed だけまだ結論が出ていなければよい
cancelsnapshotsnapshot、commit、discardなし。下流がある場合は選択を求められ、下流がない場合は proceed になるproceed、hold、cascadeまだ結論が出ていなければよい
defersnapshotsnapshot、commit、discardcascadeproceed、hold、cascadeまだ結論が出ていなければよい
revisenonenone、commit、snapshot、discard受け付けない受け付けないdone、paused、killed のいずれか
request-changescommitcommit、none受け付けない受け付けないdone、paused、killed のいずれか
reworksnapshotsnapshot、discard受け付けない受け付けないdone、paused、killed のいずれか。分離ブランチモードでしか使えない

最終アクションは、まだ結論が出ていないタスクであれば、どのタスクにも使えます。上流待ちまたは保留のタスク、一時停止または強制停止されたタスク、すでに完了したタスクも含まれます。まだ開始されていないタスクは、キャンセルまたは見送りにすると実行されなくなります。こうしたタスクには変更がないため、--code は効果がありません。タスクが実行中の場合は、-k または -p を付ける必要があります。

開始前の準備に失敗して止まったタスクは、cancel と defer でそのまま終わらせることができます。先に原因に対処したり、cdg task recover を実行したりする必要はありません。こうしたタスクは、on-hold で止まっているか、止まったあとで強制停止されて killed になっています。理由は、たとえばワークスペースがクリーンでない、指定したブランチ名が占有されている、といったものです。こうしたタスクは一度も実行されていないため、レビューはそのワークスペースをチェックせず、そこにある未コミットの変更にも手を付けません。--code は、デフォルト値でも明示的に指定した値でも、こうしたタスクには効果がありません。ただし、タスクが占有しているワークスペースが統合ワークスペースでもある場合(典型的には、ワークスペースが 1 つだけのプロジェクトのプライマリリポジトリ)は、cdg dag review でワークフロー全体を終わらせる前に、そのワークスペースをクリーンにしておく必要があります。accept と 3 つの継続アクションは、こうして止まったタスクに対しては、やはりエラーになります。エラーメッセージには、2 つの対処方法が示されます。原因に対処してから復旧するか、代わりに cancel または defer を使うかです。止まった理由ごとの対処手順は、タスクまたはワークフローが on-hold で止まっているを参照してください。

accept と組み合わせられるのは、commit と proceed だけです。承認された結果は、必ずタスクブランチにコミットされ、下流に渡されるからです。request-changes は、デフォルトで、先に現在の変更をタスクブランチにコミットしてから、依頼をエージェントに渡します。こうしておくと、新しいターンで何が変更されたかを、切り分けて確認できます。

継続アクションを使うには、タスクがすでに止まっている必要があります。done であるか、一時停止(paused)または強制停止(killed)されている状態です。一時停止または強制停止されたタスクに revise を実行すると、タスクは done に戻り、ユーザーが修正を終えて結論を出すのを待ちます。request-changes は、依頼を元のセッションに渡します。エージェントがそのターンを終えると、タスクは再び done に戻り、所属するワークフローのレビュー設定に従って、レビューを待つか、自動承認されます。rework は、新しいセッションに切り替えて、クリーンベースラインからやり直させます。元のセッションはこのタスクから参照されなくなり、それ以降 cdg task view で入るのは新しいセッションです。保留(on-hold)のタスクには、継続アクションを直接は使えません。先に理由に応じて対処してから cdg task recover で復旧するか、最終アクションでタスクを終わらせます。

ワークフローレベル

ワークフローレベルの 3 つのアクションのデフォルト値は、タスクレベルの同名のアクションと同じです。違いは、--code に none がないことと、--downstream がキューの後ろに並んだワークフローに作用することです。-m も、同じように省略できます。

アクション--code のデフォルト--code に指定できる値--downstream のデフォルト--downstream に指定できる値
acceptcommitcommit だけproceedproceed だけ
cancelsnapshotsnapshot、commit、discardなし。後ろにワークフローがある場合は選択を求められ、ない場合は proceed になるproceed、hold、cascade
defersnapshotsnapshot、commit、discardcascadeproceed、hold、cascade

ワークフローレベルのレビューは、ワークフローレベルのゲートまで待たなくても使え、いつでもワークフロー全体に結論を出せます。このとき、すでに結論が出ているタスクは、その結論のままです。実行はされたものの、まだ結論が出ていないタスクには、ワークフローと同じ結論が付き、変更は --code に従って 1 つずつ処理されます。まだ開始されていないタスクは実行されなくなり、レビュー結果も付きません。そのあと、ワークフローは reviewed になり、キューを離れます。後ろに並んでいてまだ開始されていないワークフローに cancel または defer を実行すると、そのワークフローは実行されなくなります。

cdg dag review defer で --downstream を書かないと、デフォルトの cascade になり、キューの後ろに並んでいるすべてのワークフローがまとめて見送られ、実行されなくなります。このワークフローだけを見送りたい場合は、--downstream proceed を明記してください。

共有ワークスペースモード

共有ワークスペースモードには、タスクブランチも統合ブランチもありません。レビューで決まるのは実行をどう続けるかだけで、ファイルは処理されません。タスクレベルでは accept、cancel、defer、revise、request-changes を、ワークフローレベルでは accept、cancel、defer を使えます。rework は使えません。また、どのアクションにも --code は付けられず、書くとエラーになります。このエラーの判定で見られるのは、コマンドで直接指定したワークフローだけです。分離ブランチモードのワークフローに対するワークフローレベルのレビューが、--downstream cascade で共有ワークスペースモードのワークフローにカスケードした場合、それらのワークフローは通常どおりそのアクションで終了し、コードの処理が行われないだけです。--downstream、-m、-k、-p の使い方とデフォルト値は変わりません。

タスクが書いたファイルは、すべて、ワークフローが実行されるワークスペースに残ります。デフォルトでは、プライマリリポジトリです。キャンセルまたは見送りにしても、これらのファイルは取り消されず、下流からもそのまま見えます。残す場合も取り消す場合も、そのワークスペースで Git を使って、自分でコミットするか元に戻します。こうした変更をレビューの前に確認する方法は、共有ワークスペースモードでは、レビューはどう変わりますかを参照してください。

場面別の操作例

タスクをキャンセルし、下流は続行させる

タスクをキャンセルするときに --downstream proceed を明記すると、下流はこのタスクを飛ばし、その上流の結果をもとに通常どおり実行されます。次の例では、ワークフロー feature のタスク 2 がタスク 1 に依存し、タスク 4 がタスク 2 に依存します。

Terminal
# タスク 2 をキャンセルし、変更をスナップショットブランチに保存する。タスク 4 は通常どおり実行される
cdg task review cancel 2 -w feature --downstream proceed
# タスク 2 をキャンセルし、変更をそのまま破棄する。タスク 4 は通常どおり実行される
cdg task review cancel 2 -w feature --downstream proceed --code discard

どちらのコマンドでも、タスク 4 が開始時に受け取るのはタスク 1 の結果で、タスク 2 の変更は含まれません。1 つ目のコマンドで残ったスナップショットブランチからは、あとで変更を取り出せます。スナップショットから一部の変更を取り出すを参照してください。タスク 2 がまだ開始されていない場合も、同じようにキャンセルでき、その場合、タスク 2 は実行されません。実行中の場合は、-k を付けます。

結果の採用を見送り、あとで取り出せるようにコードを残す

defer は、このステップを今回は採用しないことを表します。もともとデフォルトで --code snapshot が使われ、変更はスナップショットブランチに保存されます。次のコマンドでは、意図がはっきりするように、これを明示的に書いています。

Terminal
# タスク 2 を見送り、変更をスナップショットブランチに保存する。タスク 2 に依存する下流もまとめて見送られる
cdg task review defer 2 -w feature --code snapshot
# タスク 2 だけを見送る。タスク 2 に依存する下流は通常どおり実行される
cdg task review defer 2 -w feature --code snapshot --downstream proceed
# ワークフロー全体を見送り、結果一式をワークフローのスナップショットブランチに保存する。キューの後ろのワークフローは通常どおり開始される
cdg dag review defer feature --code snapshot --downstream proceed

タスクレベルでもワークフローレベルでも、defer はデフォルトでカスケードします。下流の範囲は --downstream を参照してください。スナップショットブランチから変更を取り出す方法は、スナップショットから一部の変更を取り出すを参照してください。見送った部分をあとで進めるときは、新しいワークフローに書きます。一部のタスクだけをあとから実行するを参照してください。

実行中のタスクに request-changes を実行する

タスクがまだ実行中でも、-k または -p を付けて先に止めれば、request-changes で新しい依頼を元のセッションに渡せます。対話型ターミナルは必要ありません。

Terminal
# タスク 2 をすぐに強制停止してから、修正依頼の内容を元のセッションに渡す
cdg task review request-changes 2 -w feature -k -m "<修正依頼の内容>"
# タスク 2 が手元の作業を終えて止まるのを待ってから、修正依頼の内容を渡す
cdg task review request-changes 2 -w feature -p -m "<修正依頼の内容>"

-m を省略した場合は、組み込みの依頼文が送られます。2 つの止め方の違いは -k と -p を参照してください。修正を始める前に、デフォルトで、先に現在の変更がコミットされます。デフォルト値と指定できる値は、タスクレベルの組み合わせ表を参照してください。この方法と、セッションに入って直接やり取りする方法をどう使い分けるかは、監視と修正の方法を選ぶを参照してください。

-k を付けた場合、コマンドは少しの間待って、修正依頼の内容がセッションに届いたことを確認します。届いたことを確認できて初めて、コマンドは終了します。待ち時間が過ぎてもまだ確認中の場合は、コマンドが先に終了し、送信はバックグラウンドで続けられます。最終的に依頼が届かなかった場合、タスクは on-hold で止まり、理由は continuation-dispatch-failed になります。cdg task recover 2 -w feature を実行すると、同じ依頼がもう一度送られます。

修正依頼の内容が届くまで、このタスクは新しいレビューコマンドを受け付けません。CodeDAG がこのタスクを復旧している最中も同じで、コマンドは、すでに処理が進行中であることを知らせます。その処理が終わってから、レビューしてください。タスクが on-hold で止まっている場合は、先に cdg task recover を実行します。

複数のタスクをまとめてレビューする

1 つのレビューコマンドで、同じワークフローの複数のタスクを処理できます。それらのタスクには、同じアクションと同じオプションが適用されます。タスク ID を複数並べて書くことも、タスクセレクターを使って依存関係をもとに選ぶこともできます。

Terminal
# タスク 2 とタスク 3 を承認する
cdg task accept 2 3 -w feature
# タスク 4 と、タスク 4 に依存するすべてのタスクを見送る
cdg task defer --downfrom 4 -w feature

セレクターは依存関係だけをもとにタスクを選び、タスクの状態は見ません。また、最終アクションは、まだ開始されていないタスクにも作用します。そのため、--upto や --downfrom のような範囲を選ぶセレクターを accept と組み合わせた場合、選ばれた中にまだ開始されていないタスクがあると、コマンドはまずそれらを一覧表示し、実行せずに承認するかどうかを尋ねます。デフォルトでは承認しません。-y を付けると、そのまま承認します。対話型ターミナルがなく、-y も付けていない場合は、エラーを出して終了コード 1 で終了します。タスク ID を直接書いた場合や、--only で 1 つずつ指定した場合は、この質問は表示されません。セレクターの書き方の詳細は、タスクセレクターを参照してください。

選んだタスクの中にすでに結論が出ているものがある場合、コマンドはそれらをスキップし、残りのタスクの処理を続けるかどうかを先に尋ねます。対話型ターミナルがない場合は、エラーを出して終了コード 1 で終了します。-y を付けると、そのまま残りのタスクを処理します。

ワークフローレベルのコマンドにも、一度に複数のワークフローを指定できます。たとえば cdg dag review accept feature docs です。これらのワークフローにも、同じアクションと同じオプションが適用されます。そのうち、すでにレビューが終了しているワークフローは、上と同じルールでスキップされ、同じように尋ねられます。cascade を選んだ場合は、指定したワークフローのうちキューでいちばん前にあるものより後ろのワークフローすべてに、まとめて結論が付きます。

レビュー記録のクリアと再投入

レビューが終了したワークフローをもう一度実行するには、ワークフロー全体を単位にするしかありません。まず cdg dag review clear でレビュー記録をクリアして planning に戻し、それから cdg dag submit で投入します。どちらのコマンドでも、ワークフローを明記する必要があります。

Terminal
cdg dag review clear feature
cdg dag submit feature

cdg dag review clear には、一度に複数のワークフローを指定できます。このコマンドは、ワークフローと、その中のすべてのタスクのレビュー記録をクリアします。タスクブランチ、統合ブランチ、スナップショットブランチはどれもリポジトリに残り、影響を受けません。まだキューにあるワークフローは、スキップされます。一度に指定した複数のワークフローの中にこうしたワークフローがある場合、コマンドは、残りのワークフローのクリアを続けるかどうかを先に尋ねます。対話型ターミナルがない場合は、エラーを出して終了コード 1 で終了します。-y を付けると、そのまま続けます。まだ終了していないワークフローをもう一度実行したい場合は、先に cdg dag review accept、cancel、defer のいずれかで今回の実行を終わらせてから、クリアします。手順の全体は、投入済みのワークフローを変更するを参照してください。

再投入は新しい実行になり、実行が始まるときに、タスク数の分の CodeDAG クレジットが改めて消費されます。新しい実行がどこから始まるか、ブランチにどんな名前が付くかは、もう一度実行するを参照してください。まだ済んでいないタスクを実行したいだけの場合や、一部のタスクだけをやり直したい場合は、一部のタスクだけをあとから実行するを参照してください。

個別のタスクのレビュー記録をクリアする

Terminal
cdg task review clear <タスク> -w <ワークフロー>

cdg task review clear は、選んだタスクのレビュー記録だけをクリアします。タスクは planning に戻りますが、再実行はされません。レビューが終了したワークフローに対して実行しても、ワークフローを再投入できるようにはならず、ワークフローは reviewed のままです。コマンドの出力にはこの点が明記され、先に cdg dag review clear、続いて cdg dag submit を実行するよう案内されます。つまり、上の方法でワークフロー全体をクリアするということです。そのため、このコマンドは、特定のタスクだけを再実行する目的には使えません。

このコマンドが処理するのは、キューにないワークフローだけです。-w にはデフォルト値がなく、必ず明記する必要があります。省略すると、コマンドは Missing required option '--workflow-file/--dag/-w' というエラーを出し、どのワークフローも読み取らず、変更もしません。選んだタスクのうち、まだ結論が出ていないものはスキップされます。タスクの書き方はほかのレビューコマンドと同じで、--only を除き、セレクターに指定できるタスク ID は 1 つだけです。

まだ投入していないワークフローにあるタスクのレビュー記録

まだ投入していないワークフローのタスクを、cdg task review の accept、cancel、defer でレビューしたあとは、レビュー済みのタスクが 1 つでも残っているかぎり、cdg dag submit はこのワークフローの投入を拒否します。エラーメッセージには、Workflow has review snapshot state と書かれています。投入するには、先にこれらのタスクのレビュー記録をクリアします。クリアには、次の 2 つのコマンドのどちらも使えます。

  • cdg dag review clear <ワークフロー>:このワークフローのすべてのタスクのレビュー記録をクリアします。そのあとは、そのまま投入できます。
  • cdg task review clear <タスク> -w <ワークフロー>:選んだタスクのレビュー記録をクリアします。クリアした結果、ワークフローにレビュー済みのタスクがなくなれば、ワークフローを投入できます。レビュー済みのタスクがほかに残っている場合は、まだ投入できません。コマンドの出力にはそれらのタスクが一覧表示され、cdg dag review clear <ワークフロー> ですべてのタスクのレビュー記録をクリアするよう案内されます。

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